バテないためにはどうすればいいのか?スタミナだけの問題ではない!トランペットのバテを克服しよう。

トランペット関連情報

スポンサードリンク

バテない工夫

「どこまで出せるか」ではなく「いつまで出せるか」

一通りのウォーミングアップが終わったところで


「ハイノートどこまで出ますか?」
「じゃあやってみよっか」


・・・キュイーン!!


「すごい!ダブルハイC楽勝じゃないですか!」


アマチュア・ビッグバンドの練習風景でよくありそうな場面です。
でも本当にすごいのでしょうか?
出ないより出る方がいいかもしれませんが、そのハイノートはコンサートやライブの本番では果たして何曲目ぐらいまで出すことができるでしょうか?
もしかしたら本番というプレッシャーだけで1曲目や2曲目でも出すことができないかもしれません。
だからといって、「この曲、音が高いので1stステージの前半に入れてください。」なんて言っていたらコンサートの演出上あまり効果的とは言えません。
コンサートやライブでは、後半に出来るだけ盛り上がって終わりたいもの。すると必然的にきつい曲をプログラムの後半に入れざるを得なくなってきます。 トランペット奏者にとって、バテの問題は「ハイノート」と並ぶぐらい大きく、そして難しい課題ではないでしょうか?
本番で最後まで吹ききるためには、どのような点に注意し、どのように実行していけばいいのか考えてみましょう。

【1】効率的な奏法

何時間もバテずに吹くために誰でもまず考えることは、スタミナをつけるということだと思いますが、その前に身につけなければならないことがあります。
それは「効率的な奏法」です。
これをマラソンに例えるなら「効率的な走法」となるのでしょうか。
つまり「長時間走り続けられるフォームを身につけること」は、筋力トレーニングよりも先に考えなければならないテーマではないかと思います。


まず、無駄な力を極力省き、必要最低限の力で走る効率的なフォームというものがあると思います。
トランペットの場合、少ない労力で響きのある音を出したり、ハイノートを吹いたりするということになります。それにはまず唇を柔らかくするための練習をたくさんやることです。
効率的な奏法が身につけば、ため息程度の息の量でもf(フォルテ)は出るし、音を響かせることもできます。結果としてエネルギーの消費が少なくなり、バテは軽減されるのです。

【2】ペース配分を考える

これはまさにマラソンと寸分違わないと言えるでしょう。
42km以上もの距離をきっちり走りきるために、自分の持っているスタミナをどのように使っていくかということが大変重要になってきます。
コンサートでアンコールの最後の曲まで吹ききるためには前半からパワー全開で吹いてしまってはスタミナがもつはずがありません。このことは、誰もがわかっていながら一番多い失敗例ではないでしょうか。
常に後半の曲があることを考え、スタミナを平均的に使っていくことを意識するようにしましょう。


そしてこれに関連する大事なことが、曲順です。
特にリード トランペットを担当する人は、曲順を決める際、意見を聞いてもらえるようにしましょう。
トランペット奏者にとって特にきついのは、「吹きっぱなしの曲」です。
このようなきつい曲をプログラムに入れる場合は、その曲の前後にあまりトランペットが活躍しない曲を入れてもらったり、メンバー紹介の時間を設けてもらうなどの工夫をしましょう。
この場合のきつい曲の前後に入れる曲も注意が必要です。
それは、たとえばグレン・ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」のように、トランペット以外の人に、トランペットは楽そうだと思われてしまっている曲があるということです。高い音もない、大きな音もない比較的おとなしい曲ということで、トランペット・パートは楽だろうと思われている曲は意外と多いものです。


ペース配分に関連してもう一つの失敗例は、「吹きすぎてしまう」という問題です。
ビッグバンドの場合、トランペット・セクションのすぐ右側にドラムが座ることが多いと思います。激しい曲ではドラムの音がもろに直撃し、トランペット奏者は自分の音が聴こえなくなり、つい吹きすぎてしまいます。
このような場合に有効なのが「耳栓」です。右耳にだけ耳栓をするのです。特に2ndトランペットの人は一度試してみてください。

【3】スタミナをつける

【1】の"効率的な奏法"、【2】の"ペース配分を考える"を理解したところでようやくスタミナをつける話になってきます。
スタミナと言っても身体のさまざまな部分で必要になってきますが、やはり一番スタミナをつけたいのは口の周りの筋肉だと思います。
毎日何時間もトランペットを練習している人はそれだけでも少しずつ口の周りの筋肉は鍛えられていくと思いますが、さらに鍛えたいという場合は筋力トレーニングのような練習をすると効果があります。


高い音を小さな音で
ハイノート吹きで有名なジャズ・トランペッター、ジョン・ファディスの練習方法を紹介します。
できるだけ小さな音で、できるだけ高い音を長く吹きのばします。そして数秒間休み、また同じことを繰り返します。これを数回繰り返した後、たまに中低音を吹きやすい音量(mp〜mf)で吹き、アンブシュアをリセットします。このとき大切なのは、十分に音を響かせることです。そしてまた、できるだけ小さな音で、できるだけ高い音を吹きのばします。
これをトランペットを練習する日に十分にウォーミングアップした後や、十分に曲を吹いた後にやると、口の周りの筋肉が鍛えられるだけでなく、ハイノートも出るようになります。
あまり疲れすぎていたり、バテた状態のときにこの練習をやると、アンブシュアを壊してしまう恐れがありますので注意してください。


口を強く閉じる
上唇と下唇がお互いに押し合うように、口をギュッと強く閉じ、そのまま30秒保ちます。(その間、鼻で呼吸します。)
そしてしばらく休憩をとり、また強く閉じ30秒・・・。これを何度か繰り返します。
やってみると30秒でもかなりきついと思います。もちろん、つらい人は10秒でも20秒でもいいです。逆にもの足りないと思っても、30秒ぐらいでやめ、一休みしてからまた30秒やり・・・と、1回あたりの時間を長くするのではなく、繰り返す回数を増やした方が効果があるようです。
このトレーニングはテレビを見ながらや、本を読んでいるときなど、ちょっとした時間にできるので実践してみてください。(ちなみにこのトレーニングはエリック宮城さんから教えてもらった方法です。)


スポンサードリンク



トランペット 吹き方 トランペット情報ネット HOMEへ

広告


スポンサードリンク

Copyright (C) 2009-2010, トランペット情報ネット All Rights Reserved.