カール・サンダース クリニック&ライブ/・レポート

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カール・サーンダース クリニック&ミニライブ レポート

日本国内における海外の音楽やアーティストに関する情報は、一昔前から比べるとその情報量は格段に増えてきているが、それでもまだまだその情報には偏りがあり、今でも一般に知られていない「本物」が数多く存在する。
今回来日したカール・サーンダース(Carl Saunders)もそのあまり知られていない「本物」の一人ではないだろうか。
ジャズ・トランペットというジャンルでは、おおよそ「輝かしい高音域を武器に音そのもので魅了するハイノート・ヒッター」、そして「鮮やかなアドリブ・プレイで独自の音楽を表現するインプロバイザー」の2タイプに分けられると言えよう。ビッグバンドで言えばリード・トランペットと2ndトランペットということになるだろう。
音そのものを出すこと自体容易でないトランペットという楽器において、この両者の能力を同時に身につけることは極めて難しい。それを見事に両立しているプレイヤーとしてすぐに思いつくのがボビー・シューやチャック・フィンドレーだろう。そしてこの2人が敬うほどの存在が、カール・サーンダースだと言う。
そしてそのカール・サーンダースもリード・プレイからアドリブまで一流の腕を持つ万能プレイヤーなのだ。
過去に2度来日しているが、いずれもバンド・メンバーとしての来日であり、我々が望むような彼へのクローズアップはなかった。
それが今回は単独での来日ということで、彼の魅力を十分に味わうことができる贅沢な公演プログラムが組まれた。
そしてこのジャズ・トランペット界にとって非常に意味のある「カール・サーンダースin東京」を実現させた辰巳哲也氏を忘れてはならない。
辰巳氏は国内外を問わず精力的に活躍する実力派ジャズ・トランペッターだ。1996年ごろ、カール・サーンダースのアルバムを聴いたことによりその凄さを知り、その後交流をもつようになったという。以後現在まで親交を深め、そして彼の熱い思いと働きかけにより今回のカール・サーンダース単独来日が実現したのだ。


カール・サーンダース(Carl Saunders)プロフィール◆
1942年インディアナポリス生まれ。13歳のときにトランペットを本格的に始め、以前スタン・ケントン楽団の歌手だった母に紹介され、同楽団のオーディションを受ける。結果、トランペット・セクションに空きができるまで待つか、メロフォニウム・セクションの一員として入団するかの選択を迫られたが後者を選び、1961年から62年にかけてスタン・ケントン楽団の一員として活動する。
1964年にはラスベガスに移り、その後の20年間ラスベガスのショーバンドでリード・トランペッターとして活動することとなる。エラ・フィッツジェラルド、トニー・ベネット、フランク・シナトラなどの厚い信頼を受け、ラスベガスきってのトランペッターとして活躍する一方、ハリー・ジェームス、ベニー・グッドマン、メイナード・ファーガソン、チャーリー・バーネットなどのバンドにも参加した。
1984年ロサンゼルスに戻り、それ以来ロス界隈で屈指のトランペッターとして大活躍することとなる。
ビル・ホルマンやボブ・フローレンスのビッグバンド、スーパーサックス、そして1994年には、叔父であるデイヴ・ペル・オクテットのトランペッターにもなった。
リーダーとしての彼は、自己名義のビッグバンド、セクステット、カルテットを組織し、リーダー作もコンスタントにリリースしている。
ブルース・オン・ザ・サイド(紙ジャケット仕様)
ブルース・オン・ザ・サイド
〜CD「ブルース・オン・ザ・サイド 」ライナーノーツより引用(抜粋)〜


カール・サンダース カール・サンダース
チラシ(表) チラシ(裏)

2010年10月25日(月)、新大久保にある管楽器専門店ダクのイベント会場「スペースDo」で、カール・サーンダースのクリニック&ミニライブが開催された。
ステージにはカール・サーンダースと辰巳哲也氏、そして佐藤浩一(p)、寺尾陽介(b)、能村亮平(ds)らを交え、第1部にトーク&クリニック、第2部にはミニコンサートが行われた。




◆◇◆ 第1部 トーク&クリニック ◆◇◆


カール・サンダース まずはカール・サーンダースがトランペッターとしての音楽人生をスタートさせるまでの経緯などを、家庭内のエピソードやビッグバンド入団オーディションの秘話などを盛り込みながら話された。
カールは経験豊富なだけにその話題は尽きることなく続いていきそうだった。我々にとっても興味深い話ばかりで受講者は皆カールの話に引き込まれた。
その中から一つ特に印象に残った話を紹介しよう。


スタン・ケントン楽団への入団オーディションでの秘話・・・
以前スタン・ケントン楽団の歌手だった母に紹介され、同楽団のオーディションに出かけた。オーディションの課題曲はこの楽団のレパートリーの中の一曲で、リード・トランペットの譜面を渡された。カールはスタン・ケントンの目の前でこの曲を見事に吹ききったらしい。スタン・ケントンは、初見でこれだけ吹ければ上等であると、その場で合格をもらえたという話である。
しかしこれには裏話があり、実はカールはこの曲が好きで、以前からよくリード・トランペットのパートを吹いていたらしく、初見ではなく、いつも吹いていたとおりに吹いただけだという。
それにしてもまだ10代で、初見ではなかったとは言えスタン・ケントン楽団に合格するとはやはりすごいことである。



絶対音感よりも相対音感

音楽環境に恵まれたカールは自己流の訓練により絶対音感を身に付けることに成功。しかし、B♭管トランペットや、F管メロフォニウム(メロフォンのベルが前を向いたようなラッパ)を吹くことになったときに、絶対音感が不利に感じられたという。
「ほとんどの管楽器は移調楽器であるため、管楽器をやるのであれば絶対音感ではなく相対音感を身につけた方が、豊かな音楽表現ができると思う。」とカールは話す。



インプロビゼーション

彼の音楽経歴についての話が終わるといよいよインプロビゼーション、つまりアドリブに関する講義に移った。
彼のアドリブのレクチャーは、コード理論やフレーズの組み立て方などという具体的な内容ではなく、「音楽」という大きなテーマの一部としての考え方や、練習していく上での大切なポイントなどを説明した上で、何より感覚的にイメージで伝えるべく実際にアドリブ・ソロを吹いて聴かせてくれた。
彼は受講者全員に配られた以下のコード譜に従い、ピアノ・トリオをバックにそれは見事なアドリブを聴かせてくれた。


カール・サーンダース カール・サーンダース カール・サンダース

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まずはEX.1(左)。コードを見てわかるとおり、U−Xと進行したあとT(トニック)に解決せずに、ドミナントがマイナーセブンスに変化しU−Xのみが循環されていく。
そしてこれを一周すると、12キーすべてのU−Xを演奏したことになる。
次にEX.2(右) AとB。こちらはU−XからTのトニックに解決したいわゆるドミナントモーションが長2度進行していくもの。これがAとB両方で12キーになる。
これらの練習では、毎回同じ内容にならないように意識して違うこと(違うフレーズ)を吹くこと。そしてこれはスケールの練習ではなく、自分の歌(音楽)を表現するトレーニングだとカールは言う。
そして彼はこれらのコード進行に従って鮮やかなアドリブを吹いて聴かせる。それはいかにも湧いて出てくるような自然なフレーズで、途切れることなく続いていく。


今回のクリニックでは、先にも書いたようにあまり具体的なアドバイスが出てこない。それでも彼の話の中から少しでもポイントになりそうなことはないか注意して聞いてみると、いくつかのポイントを見つけることができたので以下にまとめてみた。


■反応する能力が大切

ジャズは反応する能力が大切だと話す。
これはどんなことに対してもすぐに反応するということのようだ。特にコードに対する反応は大切だという。
ジャズに限らないが、演奏中は必ずコードが鳴っていて、アドリブはその響きと調和したフレーズを吹かなければいけない。すなわちベースやピアノが弾くコードの響きを即座にキャッチし、それと同時にその響きに合ったフレーズを作り出す。反応が遅ければアンサンブルにならないのだ。
そしてコードだけではない。たとえばピアノが何か仕掛けてくればそれに反応するのがジャズであり、またそれが楽しくもあり、ジャズの醍醐味でもある。


■耳を良くする

「コードの聴き取りも大切だが自分の音楽をより良いものにするための耳をつくりなさい」と言う。非常に抽象的な表現でこれ以上の解説がなかったのだが、次のように解釈することができるのではないだろうか。
演奏中、自分が発した音色や音楽は当然自分の耳にフィードバックされる。つまり演奏者は自分の演奏を自分で聴きながら同時に演奏しているということになる。自分の耳に返ってきた自分の音楽を無視して演奏を続けるのではなく、 フィードバックされた自分の音色やフレーズをよく聴き判断し、次のフレーズに役立てていく、あるいは発展させていくということではないだろうか。演奏中は常に自分が発した現状をきちんと把握し正しい判断ができてこそ、すばらしい音楽に繋がっていくということではないだろうか。


■半音階を練習すること

12キーすべてのスケール(音階)練習をすることはジャズの練習に必須であることはだれもが承知のとおりだ。しかし、カールは半音階も熱心に練習しなさいと言う。
これは、どの音からでもすらすら半音階ができるようにすることで、アドリブの中でもフレーズの一部として使えると言う。そして実際にそのようなフレーズを混ぜながらアドリブを聴かせてくれた。彼は半音階を効果的に使いながら実に簡単そうに、そしてかっこよくアドリブを吹く。
ここでちょっと私的な意見を挟ませていただくと、このように模範演奏してくれたフレーズは、彼のアルバムを聴くと彼のいつものプレイとなんら変わりがないことがわかる。しかし、「半音階」を意識してそのフレーズを聴くことによって、ただの鑑賞として聴くときよりもフレーズの音使いや構成が明確になり、非常に勉強になるということに気付いた。
また彼は、フィンガリングを鍛える意味でも半音階の練習をするべきだとも言っていた。


■ジャズより演奏技能が先

トランペットという楽器をよく理解し、上手に演奏できるようになってからジャズを始めなさいとカールは話す。これはどんな曲でも簡単そうに、そして鮮やかにトランペットを吹く彼が言うだけに非常に説得力のある話だ。比較的難しいとされるトランペットをまずは自分の身体の一部のように操れるようになってから、即興演奏という次の難題に取りかかるというのは自然なプロセスだ。(カールが「難題」という言葉を口にしたわけではない。)


■ジャズは正確に

テンポやリズムを正確に演奏することが大切である、という意識は音楽をやっている人は皆もっているだろう。しかしカールはこのテーマをあえて熱心に語る。これはラスベガスのショーバンドから一流ビッグバンドまで、アメリカのトップシーンで長年活躍されてきたことで、この「安定したタイム」の重要性を誰よりも強く認識している証かもしれない。正確に演奏することが大切であることは、テンポやリズムだけでなく演奏全般に言えることで、その内容はここで詳しく説明するまでもないだろう。



最小限のエアで効率よい奏法

カール・サーンダースの熱心なクリニックの後半、彼の口から意外な言葉が発せられた。


「みんな”エアをもっと使え”とよく言うが、最小限のエアで効率の良い奏法をしなさい。」


カール・サンダース 管楽器奏者がよく言われる「もっとエアを!」・・・初心者が必ず言われることで、上級者であってもこのセリフを言われることはしばしばあるだろう。しかしカールはその逆とも思える「最小限のエア」と言うのだ。これは言い替えれば「効率的な奏法」を身に付け、それに見合った「最適なエアの量」がある、と解釈することができる。カールのプレイを実際に聴けばわかるが、その演奏は非常に柔らかく豊かな音色で奏でられる。そのプレイからは確かにがむしゃらにエアを使っている様子は感じられない。


ここで「トランペット情報ネット」管理人として一つ付け加えておきたい。
カールの言う「最小限のエア」だが、単純に「少ないエアで良い」と言ってる訳ではないし、「エアは重要でない」と言ってるわけでもない。必要以上のエアを使ってはいけないということである。
大切なのは、「少ないエアでも十分に鳴る効率的な奏法を身につけること」ではないだろうか。 そのためには、リラックスした身体でリラックスしたアンブシュア、そしてその状態をコントロールできる筋肉の使い方がバランス良く身についてはじめて効率の良い状態となる。このような「効率的な奏法」が身につけば少しの量のエアで十分に音を鳴らすこともできるしパワフルな演奏も可能になるだろう。
さらに付け加えると、カール自身、第2部のミニコンサートでの演奏で、盛り上がったときのハイノートを聴かせる場面では顔を真っ赤にして吹いていて、相当な息の量(圧力)であることがわかる。それは、その量がそのときの「最適なエアの量」だということになるのだろう。




最後にカールは、「ジャズは知的な音楽だ」という話をされた。
もともと単純なコード進行から成るブルース音楽から発展し、次第に複雑化され、そして高度な解釈と高度な演奏技術によって演奏される今日の「ジャズ」は、演奏する側も聴く側もレベルの高い感性を要するとカールは話す。そしてそれは様々な音楽ジャンルの中でも特に知的な音楽であり、今日ここに集まった人たちも皆知的な人だと思うとカールは言う。そしてレベルの高い感性を要することが、一般にジャズが浸透していかない原因にもなっていると話す。


経験豊富なカール・サーンダースは、ほかのプレイヤーが話さないような音楽哲学を存分に話してくれた。そして一つのアドバイスに対し多くを解説しない彼は、言葉より何より「音」で伝えてくる。それはまさに「百聞は一見にしかず」ならぬ「・・・一聴にしかず」であった。
このようにして第1部のトーク&クリニックはあっという間に終了した。



◆◇◆ 第2部 ミニコンサート ◆◇◆


カール・サーンダース&辰巳哲也
辰巳哲也
休憩を挟み、いよいよお待ちかねのミニコンサートが始まる。カール・サーンダースと辰巳哲也氏のダブル・トランペットのクインテットという大変興味深い編成だ。

一曲目、ボサノバのリズムに乗ってカールの躍動感溢れるアドリブ・ソロが聴く者の心を一瞬にして捕らえる。メロディックなカールのソロは、職人芸的な巧みな技のオンパレードだ。そしてカールに続いて辰巳氏がソロを受け継ぐ。大ベテランのカール・サーンダースのソロに全く引けを取らない辰巳氏の素晴らしいソロに、お客さんは身動きもせずに真剣に聴き入っている様子だった。

続く2曲目、思いっきりブルージーなカールのソロから始まったミディアムスローのB♭ブルース。速吹きだけが得意なわけじゃない、こんなにも泥臭いフレーズがまた超かっこいいのだ。そして彼のリーダーシップにより演奏中に出される各メンバーへの指示、そしてそれに即座に対応する若手ミュージシャンたちは、内に秘められた能力が引きずり出され、最上級のセッションが展開されていく。

そして3曲目の超アップ・テンポで始まった「I Got Rhythm」。こんなに速いテンポでも、その速さを楽しんでいるかのようにトランペットの音域をフルに使い、そのフレーズからは遊び心さえも覗かせるほど余裕たっぷりの演奏。そして辰巳氏のソロもすごい。このテンポでも実に丁寧な音使い。正確無比とでも言うべきか、そのスマートな流れるようなフレーズは冴えまくり会場を沸かす。

そしてこのライブ最後の曲となった「Donna Lee」。先行する辰巳哲也氏のソロは、クリニックを主体に置いたイベントということを意識したかのような、まるで模範演奏とも言うべき見事なフレージングが展開された。続くカールのソロはベースとのデュオでスタート。おとなしい雰囲気から始まり徐々にヒートアップしていく。そしてピアノ、ドラムが加わるとカールのソロは暴れまくる。その様はまるでトランペットというおもちゃで無邪気に遊んでいるようにも見えた。


このミニコンサート、曲数こそ4曲ではあったものの、ハイレベルな2人のトランペッターが展開するソロは十分満足できるほどの充実した内容であった。それは日頃無数に行われているライブではなかなか聴くことのできない貴重な体験だったと言えるだろう。
そしてこのレポートでは2人のトランペッターにばかりフォーカスしてしまったが、これだけ魅力的なライブになったのは若いながらもハイレベルな実力を持ったピアノの佐藤浩一氏、ベースの寺尾陽介氏、ドラムスの能村亮平氏の3人との音のコミュニケーションにより生まれたパフォーマンスだったということを付け加えておこう。



カール・サンダース使用トランペット カール・サンダース使用トランペット カール・サンダース
カール・サンダースが使用するトランペットは1968年に中古で手に入れたというシルバーのベンジ。

カール・サーンダース クリニック カール・サーンダース
イベント終了後も講義は続く。
ここでは残った受講者たちからの質問攻めに一つ一つ丁寧に答え、時にはトランペットを吹き実演まで見せてくれていた。
その”放課後”の講義で熱心に語るカール氏。
その中で「マウスピースは何をお使いですか?」に対してのカールの答。
コンボなどのソロではバック10-1/2C(この日に使っていた)
ビッグバンドのリードではマーシンキウィッツ。曲の内容によっては曲中で取り替えることもあるとか。



辰巳哲也氏の多大なる貢献

今回の来日でカール・サーンダースは他にも4回のライブを行っており、そのお客さんが受けた衝撃や感動、あるいは今回のクリニックで得られた情報は非常に大きかったと思う。しかしもっと大きな見方をすれば、日本のジャズ界全体が得た収穫は、それよりはるかに大きいのではないだろうか。
実力があるにもかかわらず日本ではほとんど知られることがなかったカール・サーンダースを呼び、しかも彼の魅力を余すことなく伝えるべくビッグバンドとコンボという2本柱で企画されたライブ、そして彼の持つ最上級のテクニックや思想を公開するクリニックと、まったく抜かりないプログラムを組んだのは冒頭でも話した通り、辰巳哲也氏である。
知名度の低い海外アーティストでいきなりこれだけの内容を組むのは大変な勇気が必要だったに違いない。そしてそれを実行に移した辰巳氏の熱意と苦労は想像以上のものだろう。
日本の多くのジャズ・トランペッターに多大な貢献をした辰巳哲也氏を絶賛しておきたい。


 >> 辰巳哲也氏のオフィシャル・サイト



会場では国内盤として初めて発売されたカール・サーンダースのアルバムが販売されていた。


カール・サーンダース「ブルース・オン・ザ・サイド」

Carl Saunders"Blues On The Side"

1.There Will Never Be Another You
2.Happy Go Lucky
3.Can You Dig Being Dug?
4.Yesterdays
5.Calming Notion
6.Midi Evil Blues
7.One Note Samba
8.What Can I Say?
9.The Girl from Cancun
10.Blues on the Side


>> Amazonで詳しく見る





◆◇◆ カール・サンダース CD紹介 ◆◇◆

Be Bop Big Band
Carl Saunders
Be Bop Big Band

1. Compilation
2. Love Dance
3. Emily
4. I'm All For You
5. Perceptive Hindsight
6. Never Always
7. Some Bones Of Contention
8. Strike Out The Band
9. Autumn In New York
10. Dearly Befuddled
11. An Apple For Christa
12. Baby Blues

Lost Bill Holman Charts
Carl Exploration Saunders
Lost Bill Holman Charts

1. Three Little Words
2. Ow
3. Mahogany Run
4. Primrose
5. Dearly Beloved
6. The Hook
7. We'll Be Together Again
8. All Too Soon
9. Doctor Deep
10. Hannibal
11. Scratch

Play Henry Mancini
Phil Woods & Carl Saunders
Play Henry Mancini

1. The Pink Panther
2. Lightly
3. Walkin’ Bass
4. Soldier In The Rain
5. Free and Easy
6. Fallout!
7. Goofin’ at the Coffee House
8. Dreamsville
9. Mr. Lucky
10. Sorta Blue
11. A Quiet Gass
12. Two For The Road

Out of the Blue
Carl Saunders
Out of the Blue

1. Stella by Starlight
2. We'll be together Again
3. Prudence
4. Personas Gratus
5. Sad Happiness
6. I Should Care
7. Love for Sale
8. Haunted Heart
9. Minute Waltz
10. This is the Blues


Can You Dig Being Dug?
Carl Saunders
Can You Dig Being Dug?

1. There Will Never Be Another You
2. Happy Go Lucky
3. Can You Dig Being Dug?
4. Yesterdays
5. Calming Notion
6. Midi Evil Blues
7. One Note Samba
8. What Can I Say?
9. The Girl From Cancun
10. Blues On The Side

Eclecticism
Carl Saunders
Eclecticism

1. Fascinating Rhythm
2. Reaching for You
3. Valtz Opus 64 #2
4. First Gift
5. Surrey With the Fringe on Top
6. Last Night When We Were Young
7. Price of Admission
8. Pentiction
9. Night Reverie
10. Old Folks
11. Blues for the Common Man

Salute Chet Baker
Phil Urso & Carl Saunders
Salute Chet Baker

1. Jumpin' Off A Clef
2. For Minors Only
3. Halema
4. Mister B.
5. This Is The Thing
6. Funk In Deep Freeze
7. My Funny Valentine
8. Baby Breeze
9. Way To Go
10. Worryin' The Life Out Of Me
11. Line For Lyons

Live at Capozolli's
Carl Saunders & L.Morgan Q
Live at Capozolli's



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